未熟な青年と何も知らない無垢な少女の逃避行。
騙されたり、傷つけたり傷つけられたりしながら、二人は何の為なのかもわからずに、逃避を続ける。

ホムンクルスの少女の表情は、無表情だと思っていた。
ただ、旅するうちに知ってしまう。
食事で嫌いなものが出たときだとか、
道なき道を迷って歩き疲れたときだとか、
お前なんかの為に何でおれが、とか。
お前は別に悪くねーのになとか、
無事宿に辿りつけて寝こけてしまったときとか、
物欲しげにしていたから買ってやったクレープを食べている時だとか。
彼女の瞳がその気持ちを何よりも語っていたから。

誰が言ったか、破滅へとしか至らぬ茨の道。
二人の旅は、あるいはその入口に過ぎず。
そこで退かなかった時点で、彼の運命はもう決まっていたのかもしれない。


- - - -


ラウルレウムの背景設定。
は、学園時代に見かけた、ホムンクルスの少女の生き残りに絆されて飛び出してしまったというものでした。
信頼してた潔癖な人や思ってた教授さんが普通に汚い事をやっていたので信じられず錯乱。 そのまま、ゴミ処理場にいた少女の助けに手を取ってしまい…というような形。 旅している間に本当の妹のよーな存在になりました。 ソロルという名前はそのまま「妹」。…ラウルレウムはちゃんと別の意味でつけてますよ! その後、色々あって結構仲良くなったりとかなんとか。 ラウルレウムもスレまくったとかなんとか。

追手遅くね、とか、知名度あがってるってバレてんじゃんとか、そこらへんは一応設定があります。
今回PCの皆様から頂いたアイテムの数々。星の砂と、オールドフェアリーの羽。そして、紹介して頂いたセルダリエという魔女の情報――ラウルレウムは大切にしながら、また明日から探し始めると思います。
 
 ってぐああああ、自分家のNPCじゃねえか!  この手前味噌感。 ノーサプライズな感じ…! 私は絶対他人様のPCとNPCさんの力をお借りするぞ!(迷惑です)

この度お付き合い頂いた、ジグさん、ミルラさん、カタリさん、シラさん、リークさん、カールさん。本当にありがとうございました。  長い上にぬちょぬちょした感じのお話にお付き合い頂きまして…感謝の言葉もありません。

 尚、仮死の魔法の使い方は、アレです。アレ。

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